マッド・ナース

あらすじ
 主人公・アビゲイル(アビー)が浮気する男・女は治療できないと考え、不幸(死?)に追いやっていく物語。冒頭でアビーがクラブでひっかけた妻子持ち男を屋上で殺害するシーンからはじまる。これにより、妻子が浮気男から開放され、多額の遺産を入手できみんなハッピーにできると考え、これを治療と呼んでいる。

評価
★★★☆☆
ジャンル:バイオレンス、スリラー

感想
 冒頭からエロティックな雰囲気で始まり、R15ということでどれくらいエロティックなのかと思った。が、たいしてエロティックなシーンはなかった。どちらかというと多数の殺害シーンのためにR15なのだろう。申し訳程度に上半身の裸シーンはあった。
 アビーは後輩ナースのダディ(女)にふられ、ダディをはめていく。ダディとレズビアンな関係を続けていればそのまま丸く収まったのだろうか。ダディの彼氏はレズビアンなことをしている人はちょっと…という雰囲気を出したことにより、アビーと距離を取ろうとする。見ている分にはなかなかうまく説明してはめていくなぁという感じであった。
 レイチェルという人事部長が現れるが、昔のアビー(サラ)を知っている人のようで、生かしておいてはまずいと感じたのかこっそり殺害する。病院内で殺害している人が何人かいるにもかかわらずバレていないのは少しご都合主義を感じた。
 後半にいけばいくほど軽快に人が死んでいく。特にラストシーンの一撃必殺の連続はすごい。ファイナル・デッドコースターかとおもうような速度で死んでいく。
 最後逃げ切ってアビー(本名サラ)は人事部長・レイチェルとして次の場所で治療をはじめるのは面白いと思った。
 テンポが良くて見やすく、多少エッチなシーンもあるのでお酒を飲みながら軽い気持ちで眺めるのに良い。

本作はアマゾンプライム見放題対象(終了間近)である。(2020年11月時点)