LOOPER(ルーパー)
あらすじ
30年後に開発されたタイムマシンにより、処理してほしい犯罪者を殺害する仕事を行うルーパーという職業に就いていた。殺害するたびにターゲットに仕込まれた銀塊を受け取る事となる。殺害したターゲットが金塊を持っていた場合はそれを最後に仕事を引退することとなる。これを「ループを閉じる」と呼んでいたが、ループを閉じるにはある秘密が隠されていた。
評価
★★★★☆
ジャンル:アクション、SF
感想
冒頭に「突然変異により1割の人間が超能力を使えるようになった。使える能力といえばコインを浮かせて女の子からキャーキャー言われるくらい」というような説明があったが、見ているうちにそんな事を忘れていた。最後のほうで超能力を使う男の子が現れて、そんな伏線があったなぁ、と思い出した。その間のアクションやストーリーがよくできていた事や、超能力を使うシーンがまったくなかった事で良い意味で騙された。
未来から来た主人公が組織を壊滅させたり、未来で捕まえに来た組織の人を簡単に倒してしまうのはすこしご都合主義を感じた。その部分はもう少しうまく作り込んでほしかった。引退後はフランスに行くつもりだったのに、組織のボスに従って中国(上海)に行ったのも謎だった。
現代の主人公が未来の組織のボス(レインメーカー)の母親と知り合い、優しくされた後に未来からきた主人公の記憶が書き換えられ、苦悩していたのは中国人の嫁の記憶からレインメーカーの母親との記憶に書き換えられ苦しんでいたのか?と思ったが、謎が多かった。
最後のシーンで現代の主人公が未来を見るシーンがあるが、そんな能力あったのか?と、またしてもご都合主義を感じた。うまくまとめるためには残り時間が足りなかったのか?
ご都合主義をそこそこ感じたが、冒頭の超能力のことを忘れさせるくらいのめり込んで見られ、なかなかおもしろかったと思った。長くない映画なのでオススメできる。
本作はアマゾンプライム見放題対象(2020年10月時点)となっている。
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