魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~

あらすじ
 主人公・アノス・ヴォルディゴートは平穏な家庭に生まれたが、2000年前の魔王の生まれ変わりだった。アノスは魔王になるべくして修行している学校・魔王学院に通う事となる。アノスは入学試験で魔族の少女・サーシャと出会い仲良くなる。試験ではアノスが圧倒的な魔力を示すが、純血の魔族ではないため不適合者となってしまう。入学してみると、魔王として知られているのはアノス・ヴォルディゴートではなく、アヴォス・ディルヘヴィアだった。アノスを潰そうとするアヴォスの軍勢との戦いがはじまる。

評価
★★★☆☆
ジャンル:ファンタジー、アクション

感想
 いわゆる俺強え系アニメ。何も考えずにボーッと見ていてもスッキリできる圧倒的強さ。展開も早くてなかなか見やすいアニメだった。ただし、頻繁に「根源がどうこう」と出てくるのが正直意味不明だった。時をさかのぼって根源を2つにわけるだの、根源が傷つくのは痛みがやばいだの、勇者は根源が7つあるだの。
 銀髪剣士の転校生のレイは冒頭から明らかに過去の勇者を思わせる登場であったが、その通り勇者の転生だった。ちょっと匂わせすぎに感じた。もうちょっと伏線をこっそり入れておいたほうが後々人気が出るのでは?と思った。レイを除いてアノスがどんどんハーレム化していくのは深夜アニメの必須条件なのか。全員制服で、よく深夜アニメにいる際どい衣装の子はいなかった。
 元魔王の配下がことごとくアヴォスに取り込まれて操られてるあたり、アノスの部下は大したことなかったのだろう。アノスが強すぎて直属の配下はそんなに出番がなく、レベルが低かったのかもしれない。一方、勇者もアノスを倒した割に、勇者の部下に殺されたとか途中から展開がひどかった。勇者はそんなに弱かったのか・・・?
 ふろしきを広げすぎたのかまとめが雑になっていたように感じた。俺強え系好き以外にはオススメできない。

本作はdアニメ月額見放題対象となっている。(2020年10月時点)