銀の匙 Silver spoon

2020-06-24

あらすじ
 札幌の進学向け中学校に通っていた主人公・八軒は、父親に強制され勉強に励んでいsた。しかし、目標も夢も持てずにやる気を無くしていた。そんな八軒を見かねた中学の担任は八軒に全寮制の農業高校への進学をすすめる。大蝦夷農業高等学校の畜産科へ進学した八軒は実家で畜産業を営む同級生たちと共に畜産を学んでいく。そんなある日、養豚することとなり、子豚に「豚丼」と名前をつけて育てることとなる。本作(1期)は子豚を育てて出荷・食べるまでの生物と家畜の間に揺れる主人公の葛藤物語である。

評価
★★★★
ジャンル:ドキュメンタリー?

感想
 鳥の総排泄腔とか勉強になった。日常生活でよく食べてる卵の出てくる部分についてよく知らなかった。幼稚園にいた頃みんなで飼っており、卵を回収していたこともあるが考えたこともなかった。また、鳥の糞を道で見かけたときに白い部分と黒い部分が混ざっているのをよく見かけるが、小と大の混ざったものなのだろうか。
 本作の途中、鹿の解体なんて習ったことないと主人公が発言するが、おじいさんに「君は人生全部学校で習うつもりか?」と言われる部分は非常に印象深かった。仕事でも「やったことない」や、「前例がない」という事はまま発生するが、習っていないと言わずにやってみる精神で進めないとなと思った。
 地方の小学校でペットとして家畜を育てて食べる食べる教育というものをニュースで聞いた事がある。本作はその実話を元にしているのか、現実が銀の匙をパクったのか気になるところだ。現実では生徒に対する虐待だ!などとかなり問題視されたと記憶している。本作の途中で、牛の解体のビデオを見るシーンがあるが、私の周りでもそういうビデオを中学で見たなどという人は一定数いた。私は某巨大掲示板で定期的に貼られるグロ動画として見た程度であった。
 すべての家庭ではないだろうが、本作のように父親が勉強できすぎると、子供にこんな感じで強制する可能性もあるのかと感じた。うちの両親は高卒だから何の指摘もなかったので驚きがあった。

本作はdアニメ見放題対象となっている。(2020年6月時点)