四畳半神話大系

2020-07-12

あらすじ
 京都大学の学生寮・下鴨幽水荘に住む主人公が大学一年生から様々なサークル活動を行うストーリー。毎週異なるサークルに入っては「こんなはずじゃなかった」と、一年生からやりなおす事となる。映画サークル、代理戦争サークル、テニスサークル、ソフトボールサークル、自転車サークル、鳥人間サークルなど様々な大学生活を送る。

評価
★★★★★
ジャンル:SF、学園

感想
 いろんなサークルに入ってみると「どうなる?」が視覚化されてわかりやすい。2話が始まった時に一話と同じく入学直後となっていたので何が起こったのか?と思った。一話ごとの最後に時計が巻き戻る描写があるので2話目でタイムループものだとわかった。サークルに入る事で様々な出会いや苦労、楽しみを味わうところを垣間見る事となる。自分が大学に入る前に見ていれば大学でサークルに入っていたと思う。大学生活が変わっていたと思う。
 毎回明石さんの行動が意味深で何かかんぐってしまう。「もちぐまん」はどのへんが良いのか理解できなかった。占い師の老婆が毎週値上げしていくところにクスッとした。大爆笑ものよりこういう忍ばせてくる笑いのほうが思いがけず笑ってしまう。
 自身の葛藤や周りの人間に振り回される事への葛藤を描いており、万人の悩みを共有していると思う。自分を見失わずに生きる事が大切だと学べる。大学卒業前の頃に受けたとある一般教養の授業で「人生は1度しかないから棒に振れ!」と行っている教授がいた。今思うと「一度切りしかないので自分を信じて思い切った事をやるべきだ」という意味だったのかと考える事がある。結局自分の人生で最後に頼れるのは自分だけなのだろう。
 大学入学前に見ておくべき作品だと思う。まだ見ていない高校生は今すぐチェック!

本作品はdアニメ定額見放題の対象となっている。(2020年6月時点)