ひぐらしのなく頃に

2020-06-24

あらすじ
 昭和58年、主人公・前原圭一は親の仕事の都合で都会から田舎の雛見沢村に引っ越してくる。そこは日本でも有数の田舎で学校の全生徒が数人しかおらず、全学年同じ教室で個人個人ドリルをするようなレベルである。
 雛見沢村では毎年綿流しの日に不審な死を遂げる事件が発生している。これはオヤシロさまの祟りと言われており、かつてダム工事を推進した人々がいた事に端を発すると噂されている。そして昭和58年も例年通りオヤシロさまの祟が起こるが、前原圭一はこれに抗うため様々な取り組みを行う。
 本作は4話程度を1つのストーリーとして「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」「目隠し編」「罪滅し編」と同じような時間軸で繰り返し流される。毎回すこしずつストーリーが変わっていく。ただし、最後まで見ても真実にはたどり着けず、真実は次作「ひぐらしのなく頃に解」で語られる。

評価
★★★★
ジャンル:ミステリー?、ホラー

感想
 4話程度で1週のストーリーが終わり、少し話を変えて同じような時間軸を繰り返すのが斬新だった。実際にギャルゲーなどをプレイするとそういう構成はよくあるが、ミステリー要素を含んだ本作でこういうのは新鮮に感じた。本作は謎が謎を呼ぶだけで終わり、解決は次回作に丸投げしてしまうため注意が必要だ。
 BGMがそんなになく、放送当時に夜中にリアルタイムで見てると不思議な恐怖に駆られる。本作は雛見沢症候群という病気(?)という結末であるが、登場人物が疑心暗鬼になっていく。その声優の勢いや目つきのするどさなどなかなか恐怖を煽る表現だった。
 一時期ニコニコ動画で有名になった「前原さぁ〜ん」「嘘だ!」「僕はフリーのカメラマン」は本作が元となっている。また、少女がナタで殺人事件があった場合は本作のレナが大抵たたかれた。

本作はdアニメの見放題対象となっている。(2020年5月)