頭文字D 1st stage

あらすじ
 主人公の高校生・藤原拓海は群馬県在住の高校生だが、とある事件によりサッカー部を辞め、自宅でゴロゴロする日々を送っていた。そんな中、父が営む「藤原とうふ店」の配送を中学生時代から手伝い、秋名山の峠道でいかに配達を早く終わらせるかを研究するうちに、ドライビングテクニックを身についけていた。藤原とうふ店の営業車はトヨタの86であり、父は「86はドライバーを育てる」と言いながら主人公・拓海を乗せていた。
 ある日、赤城山を本拠地とする走り屋チーム・赤城レッドサンズのNo.2、高橋啓介に勝負を仕掛けられ、秋名の86は有名となる。

評価
★★★★☆
ジャンル:レース

感想
 絵が特徴的だから小さい頃は見ていなかった。見てみると非常に面白い。やる気のない拓海が血の気の多い走り屋をどんどん倒していく様が見ていてスカっとする。
 1st stageは群馬の秋名山メインでバトルすることとなる。主な対戦は高橋啓介とのファーストバトル、中里毅による四駆車とのバトル、庄司慎吾とのガムテープデスマッチ、真子との碓氷峠でのバトル、高橋涼介とのバトルの5本で26話となっている。毎回何某かの不利と思われる条件のもと物語が進んでいく。まるですこしずつ拓海を成長させるために用意されたような流れだ。このあたりはドラゴンボールやRPGゲームのように主人公にたいしてすこしずつ強い敵を当てていくご都合主義を感じる。
 ガムテープデスマッチの下りは非常に笑った。ハンドルと右腕をガムテープで固定して勝負とか想像だにしないバトル方法となっている。本当にこんなので曲がれるのだろうか?FFなら曲がれるということもないと思うが…。物語中で荷重移動で曲がるみたいな話をしているところもあったが、バイクと違ってそう簡単に荷重移動できるようなものでもないと思う。
 本作は公道を140キロオーバーで走っていたり、道路の中央線を超えて走っていたりと、現在では放送できないような内容となっている。見ていて非常にハラハラワクワクできる内容となっているので、是非見てほしい作品である。

本作はdアニメ月額見放題対象となっている。(2021年1月時点)