プリンス・オブ・ストライド

あらすじ
 パルクールとリレーを足したようなオリジナルスポーツ「ストライド」。6人1組で行い、1人はバトンパス(ハイタッチするだけ)のタイミングを指示する。メインキャラの藤原はストライドをやるために入った高校で、将棋部として活動するストライド部に驚く。数年前までは名門チームと知られていたが廃部間際で将棋部と合併して難を逃れていた。そんな中、主人公の八神は過去にストライドをやっていたが、兄に勝てない事もあり、高校でストライドをやるつもりがなかった。しかし、その才能を見抜かれ、ストライドを始めることとなる。

評価
★★★★☆
ジャンル:スポ根

感想
 ストライドというアニメオリジナルのスポーツ。1話を見たときは意味不明で衝撃だった。パルクールはアサシンクリードやSASUKEの影響で知っていたため、パルクールの試合なのか?と思ったが、ただの短距離走だけのケースもあり、謎が深まるばかりだった。序盤や練習ステージでは平坦な道に多少の障害物がある程度のコースだが、先輩は超アクロバティックなコースばかり選択して進む事もあり、障害物をこなすとなにか得点でも入るのかと思ったが、そんなことはなさそうだった。ただ単純に早くゴールした人の勝ちのようだ。
 ストーリー上、八神と藤原のバトンパスがうまくいかないこともあり、うまくいったときには謎の感動があった。バトンパスの誘導員として、女の子がパソコンを見ながらマイクで指示を出すが、追い越すパターンのコースでは必要か?という感じがした。クロスするタイプのコースではそういう指示も必要かもしれない。
 作品のためにオリジナルのスポーツを生み出すのはかなり難易度が高いと思うが、12話のアニメを見ていて飽きなかった事からそれなりにうまくまとめて(ごまかして)いたのかもしれない。見ていて熱くなれるアニメなので、ぜひ一度見てほしい。

本作はdアニメ月額見放題対象となっている(2020年11月時点)