球詠(たまよみ)

あらすじ
 埼玉県越谷市で女子野球をする主人公・武田詠深。中学時代からピッチャーだったが、キャッチャーとの相性が悪く、変化球を投げさせてもらえなかった。野球が好きなので高校に入っても野球部に入ろうとしていたが、入学した高校は不祥事により活動を行っていなかった。そんなとき、知り合いの野球好きに出くわし、キャッチボールを行った後、野球部員を集めながら野球部を再興することとなる。

評価
★★★☆☆
ジャンル:スポーツコメディ、作画崩壊

感想
 一番の見どころは頻繁に崩れる作画である。1話から必ずといっていいほど怪しい作画が連発する。手のひらを握るシーンでは両手が右手になっていた気がする。見ていて不安になるところが本作の魅力である。
 突然妙な動きをすることがあって非常に面白い。特に地方大会開会式の行進とピッチャーが肩を回す動きはすごい。行進については「右手右足を揃えてしまっているのが変で目立つ」と作中で話しているが、問題はそこではない。全員が突然平行移動するところが変なのだ。
 2回戦の強豪校(昨年のベスト4)を倒したところでアニメは終了となる。仲間集めやら合宿やらで8話くらいまで行ったので、てっきり「今年は負けて終わり」と思っていたので驚愕した。2回戦勝って終わりなんてことがあるのか…まるで打ち切りのような終わり方だった。
 魅力的なキャラは多数いるが、個人的には希ちゃん(金髪の博多弁1塁手)が好みだった。
 初め、数話で見るのをやめようかと思ったが、なんだかんだで最後まで見てしまう魅力はあった。作画崩壊を楽しむ力があれば是非見て欲しい。

本作はdアニメ月額見放題対象となっている。(2020年6月時点)