劇場版 幼女戦記

あらすじ
 21世紀の日本でエリートサラリーマンをしていた主人公は、クビにした部下から恨みをかい、轢死してしまう。しかし、創造主を名乗る存在Xは主人公のリアリストな言動と無信仰を咎め、戦乱の世界で苦労して反省し信仰を取り戻させるとして、ターニャ・デグレチャフという少女に転生させる。デグレチャフは存在Xにもらった魔力とエリートサラリーマンの力でメキメキと出世する。本作はアニメ本編の後の物語であり、デグレチャフが少佐となり、大隊を率いるほど出世したあとの話しである。ドイツ帝国とソビエト連邦の開戦からはじまり、連合国も参戦してくるという場面で、またしても狂信者とでくわすのである。

評価
★★★★☆
ジャンル:ファンタジー

感想
 本編のほうが圧倒的に面白い。幼女のデグレチャフが戦績をあげて出世していくシーンが無いからかもしれない。本編より少し印象が異なってる気がした。声優も時間が開くとこうなるのかもしれない。
 本作でもいかにして後方部隊に転属するかを画策する。一時期後方部隊に行くこととなるが、日本で学んだ遠回しの言い方を行い続ける事で、結局前線部隊に返り咲く事となる。「このままでは負ける」ということは遠回しに言う他ないので仕方のない部分がある。結局この世界が元いた世界と同じなのかはよくわからないまま終わった。モスクワの「赤の広場」とデグレチャフが言うが、部下たちは全く理解していないような雰囲気だった。モスクはには一度行ってみたいが、日本とロシアは国交正常化していないためロシア大使館からビザを取る必要があるのでハードルが高い。
 配られたカードで努力しできる限りのことを成すというようなデグレチャフの言葉は名言だと思う。何気ない日常を過ごしているときに本作を見ると、「勉強しなきゃ」という気持ちになる。言っている間に年をとってしまう我々、どうしてこうなったんだ〜。やりたいことがあるなら今すぐはじめたほうが良いなんて言葉もあるが、重要だと思う。

本作品はdアニメの月額見放題対象となっている。(2020年7月時点)