八男って、それはないでしょう!

あらすじ
 サラリーマンがいつもの通り突然死し、異世界転生する。転生した先は田舎の貧乏貴族の八男だった。貴族でも跡とりになることもできないため、自立する方法を探ることとなる。そんなある日、師匠となる魔法使いに出会い、魔法の素質を見抜かれ、魔法の力をメキメキ伸ばす。本作はそんな八男の冒険を描く。

評価
★★★★☆
ジャンル:ファンタジー

感想
 いわゆる俺TUEEE系異世界転生もの。魔法を覚えてからは常に規格外の力を見せることとなる。賢者の孫を見ているような既視感がある。賢者の孫と異なる点として、とくに恵まれた家計というわけでもないことや、仲間がそれほど強くならないところが挙げられる。魔法の師匠を倒した(聖魔法で成仏させた)ことから、師匠の同僚に恨まれるのかとハラハラしたが、そんなことはなかったので安心感があった。途中までいつ裏切ってくるのかと…
 貴族となってからは、強さがすべてではなく、政治的なやりとりに四苦八苦することとなる。そのあたり、リアルな大企業でのやりとりのようで見ていて辛い。男爵が貴族の位でまぁまぁの地位ということは本作を見てはじめて知った。勉強になるアニメだなぁ。
 オープニングがデーモン閣下とALI PROJECTのボーカルとなっており、非常に壮大である。どんなコネを使えばこんな豪華なオープニングができるのかと勘ぐってしまう。数少ない毎回オープニングを見てしまう作品だった。
 俺TUEEEE系のため、毎回安心して見ていられるところが日常疲れた脳に良い気がするので、疲れている人はぼーっと見ると良いと思う。

本作はdアニメ月額見放題対象となっている。(2020年7月時点)