正解するカド

2020-06-24

あらすじ
 突然現れた謎の巨大立方体、それに飲み込まれたまま着陸する飛行機。飛行機に乗っていた国の役人である主人公は立方体のマスターである異方人と交渉する。異方人の目的を探るべく主人公が交渉を続ける。一方、無限に電力を生み出す玉や、睡眠を不要にする能力をプレゼントされた地球人たちの間ではその玉の奪い合いがはじまる。交渉を続ける中で主人公が異方人に信頼されるが…

評価
★★
ジャンル:SF

感想
 圧倒的な科学力の差を見せつける割に、冒頭の異方人はなかなか友好的で淡々とすすむ。飛行機能乗客がすべて開放されるころにはほのぼのとして見られる。ところが、提供された能力と電力のせいで政治的なやりとり(国連にすべて提供すべきなど)がリアルで面白い。
 途中、主人公と異方人の間で考え方にギャップができ、異方人は主人公を殺害することとなる。そして異方人の力で生み出した主人公のコピーと過ごす事となるが、イエスマンとなった主人公のコピーにはあまり興味が持てなくなる。もしかすると、張り合いがなくて面白みがなかったのか、ある種の魂がなくなってしまった状態なのだろうか。攻殻機動隊でも魂のようなものをゴーストと形容していた。
 最後の方は異方人と同様の力を持った異方人が出てきて野望を阻止することとなる。正直なにがなんだかわからないまま終わってしまう。全話見終わった後の徒労感はすごい…
 また、最後まで見たが、どのあたりに正解するカドがあったのかよくわからなかった。

正解するカドは2020年5月時点でdアニメで見放題(月額400円税抜)です。